自己PRと自己紹介
よく「自己PR」と自己紹介を勘違いしている人がいます。確かに、就職などの面接のときに「まず、自己紹介をしてください」と言われることが多いです。けれど、自己紹介は「自己PR」ではありません。面接官はプロフィールを聞きたがっているのです。
「自己紹介をして…」と言われたら、自分の名前はもちろん、学校名や専攻科目、そのほかの経歴などを1分程度にまとめて話すといいでしょう。
自己紹介と言われても、多くの人が「自己PR」と同じ内容を話します。自己紹介と「自己PR」が同じ内容というのは、好ましくありません。また、自己紹介なのに最初から「自己PR」をして、とばしすぎるのもよくないです。
一方で、「自分を表現してください」とか「友達にはどんなふうに思われていますか?」などと聞かれた場合、面接官は「自己PR」を要求しています。
面接では、はじめの印象が大事になります。「自己PR」と自己紹介…できるだけ違う内容のものを用意し、面接官がどちらを期待しているのかを感じ取るようにしましょう。
自己PRでは自己分析が大事
自分のことを知らなければ、自分がどういう人間かということを相手に伝えることはできません。履歴書を書く上で、必ずいろいろな場面で出てくる自己分析ですが、ここではとりわけ、「自分はどのような性格・考えを持っているのか」という所を重点的に探っていきたいと思います。
そこでまず行なうのが、自分の性格や長所を10個以上書き出すという方法です。「明るい」や「慎重」などの一般的な言葉で構いません。書き出したものから絞って行きますので、できるだけ多くあげることが大事です。
もうこれ以上無い、と思った数でも、そこからさらに数個はあげられるはず、というくらいの気持ちで書きましょう。性格はポジティブで前向きととれる面を書きます。
ここは今後の工程の下地となる部分ですので、ネガティブで後ろ向きなものだと、文章全体もそのようになってしまいます。家族や友人に意見を求めるのもよいと思います。